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コラムライフハック

タイポグリセミア現象とは?なぜ読めるのか?作り方はあるの?

コラム
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先日、仕事中に同僚とやり取りをしていたら「ひつまぶし」を「ひまつぶし」と読んでしまうような状況について語るタイミングがありました。

空目といえばそうだけどもっと違う用語としての言い方があったなーというので調べてみました。すると、近いところであてはまりそうなのが「タイポグリセミア現象」と言われるものでした。

本記事ではタイポグリセミア現象について下記の内容に触れてみたいと思います。

  • タイポグリセミア現象とは?どういうものがあるの?
  • なぜ起きるのか、心理学的にどういうことなのか?
  • 自分でも作ってみたいけど便利なサイトはあるのか?

タイポグリセミア現象とは

タイポグリセミア(Typoglycemia)は、簡単に言ってしまうと文章中の文字の一部が入れ替わっていても、最初と最後の文字が正しければ脳が正しい文章を予測変換して認識するので、正常な文章として読めてしまう現象のことです。

誤植を意味する”typographical error”のtypoと低血糖症を意味する”Hypoglycemi”という言葉のかばん語である

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9D%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%82%A2

冒頭で「ひつまぶし」を「ひまつぶし」と読んでしまうというものを挙げましたが、それよりももっと誤植が強いものを言います。

例えば、広告や店頭ポスターなどで「みまなさに だじいな おらしせ」と表示したとしても、ほとんどの方は無難に「みなさまに だいじな おしらせ」と読めることでしょう。つまりこのことです。

この有名な例はかつて、2018年に富山県のどら焼きの老舗「中尾清月堂」さんがこの不思議な広告をだしたことでSNSで話題となり、富山ADC賞を受賞するということになりました。その広告画像は下記で見られます。

なぜ脳が読めるのか

おそらくですが、文字同士の関係を文節の組み合わせによって特定パターンに脳が当てはめているのではないかと推測します。

ただし、これらのわざと誤植したタイポグリセミア広告やポスターなどに共通していることは、文節のリズムのように思います。

おそらく語呂や語感が悪いものはスラスラ読めないのでただの誤植(つまり、普段たまに出るただの言い間違いとかタイピングミスにあてはまるかも)と邪推します。

そういった目で見た文字情報を経験則に基づいて、相対的に脳が判断することで自動補正しているのでは?と個人的には考えますが、詳しくは研究している方の文献を漁るとよいでしょう(投げやり)

タイポグリセミア現象の作り方は?

いや、そんな面白い誤植プレイがあるのか!と思って自分で作れないか調べてみましたが、過去にこういったジェネレーターを作成された方がいらっしゃいました。使い方は簡単!入力ルールに沿って誤植したい文章を入れるだけ!超簡単

ご自身で一から作ってみたい場合は下記の点に気をつけましょう。

  1. 最初の文字は正しく(みなさまにと読ませたいので「まなさに」とする等)
  2. 締めの最後の文字も正しくする(おしらせとよませたいので「らし」)
  3. 文節ごとに区切る「みまなさに だじいな おらしせ」(この場合は3節)

これに気をつけるだけで、それっぽい文章を作れると思います。ぜひやってみてください。

タイポグリセミアのまとめ

こんいかは タポイグリミセアにいつて じきを かきしまた。

みさまなも ぜやひって みだくさてい。

(ご紹介したジェネレーターで変換したあと自分で修正してみました。以外と難しい)

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