GoogleがついにWindows PCやIntel Macにインストールして利用することができる無料のOS「Chrome OS Flex」を発表しました。
Early access to Chrome OS Flex: The upgrade PCs & Macs have been waiting for
https://cloud.google.com/blog/products/chrome-enterprise/chrome-os-flex
Chrome OS Flexとは
このOSは、Googleが買収したNeverwareが提供していた「CloudReady」というChrome OSライクなものをChrome OSに統合した製品です。
Googleによると、Chrome OSと同じコードベースとリリース時期で開発されるので、通常のChrome OSに似た体験を保証してくれるそう。
利用できる端末
Chrome OS Flexが利用できる端末としては基本的に古いPCを対象としているようです。インストールできる端末のスペックは下記です。
- Intel または AMD x86ー64ビットの互換デバイス
- 4GB RAM
- 16GB ストレージ
ただ、これらについてはGoogleが推奨される端末のリストを公開しているそうなので参考にしてみると良いです。
誰向けのOSなの?
誰でも使えるOSではありますが、純粋なChrome OSと違う部分もあるようです。わかりやすいところとしてはAndoroid アプリなどをインストールできないなどの制約がありそうです。
このChrome OS Flexが目指すところは、個人利用ではなく法人や教育機関に向けたもの、という意味合いが強そうですね。
古いPCが大量にあるが処分に困っていたり、なかなか最新のPCに交換できないなどの理由で行き場を失ったPC達を復活させることができるということに最大のメリットがありそうです。
役所のPCってものすごく古いイメージがあるので、古いバージョンのWindows使って、古いシステムでデータ管理するくらいなら、Chrome OS FlexでGoogle Workspaceで統合した方が管理もしやすい、なんてこともありそうですね。
早期アクセスはもう利用可能
現在、Chrome OS Flexは早期アクセス版をすでに配布開始していて、誰でも無料で利用できますが登録が必要です。
無料でOSが出に入ってある程度Chrome OSと同じようなことができるのであれば事務作業中心の方には嬉しいですね。古いIntel MacやWindowsノートPCなどをお持ちの方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
利用開始はこちらからどうぞ。
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