
先日、ワイモバイルのオンラインストアで機種変更をしたのですが一般向けSIMフリー版と違う部分があり、買ってすぐ手離してしまうということがありました。
様々な規格やスペックのスマホが世に出るのが当たり前になってきました。
私は普段キャリア版のスマホをあまり買わず、Amazonやヨドバシオンラインで販売されているSIMフリーモデルを好んで買います。
ただ、ワイモバイルはメイン回線ということもあるので、たまにワイモバイルオンラインストアで機種変更をすることがあるのですが、自業自得とも言える罠に引っかかってしまい失敗しました。
今回は、SIMフリー版のスマホとキャリア版のスマホでは同じ機種でも規格やスペックが変わっていることがあるため、スマホメーカー公式ページやキャリアの販売ページの情報はしっかり確認しましょうということを熱弁したいと思います。
SIMフリー?キャリア版?
まずは、スマホのSIMフリーとキャリア版とはなにかをおさらいしましょう。
SIMフリーのスマホは端的に言うと、国内のどのキャリアの回線でもSIMロック解除などの手続きをしないですぐ使えるものです。購入してSIMカードを差して設定すればすぐに使えます。
キャリア版のスマホは、各キャリアの店頭で販売されている端末のことです。docomoで販売されているスマホを購入したならば、SIMロック解除をしないかぎりdocomoの回線を使っている回線業者のSIMカードしか使えません。ただ、最近ではキャリア版でもサブブランドの端末はSIMロックがされていない端末を販売することも増えてきました。
SIMフリーとキャリア版のスマホの違いは?
両者には同じ機種でも結構な違いが発生します。それは前述したSIMロックの概念の他に、端末のスペックや搭載されている機能や規格などがあります。私が知っている限りでは下記のものがあるでしょう。
SIMフリー版 | キャリア版 |
---|---|
どの回線キャリアのSIMカードも使える | SIMロック解除後に別キャリアの回線が使える |
キャリアのプリインアプリがない | キャリアのプリインアプリが邪魔 |
おサイフケータイが搭載されないものもある | おサイフケータイが搭載されやすい |
メーカー公式発表の規格で販売される | 一部の機能が制限されたり、削除されることがある |
メーカー公式発表のスペックで販売される | SIMフリー版よりスペックが抑えられる場合がある |
詳細を説明すると、SIMフリー版はAndroidについては海外メーカーのものが多く日本市場に参入してくるようになったので、グローバルに対応している規格で販売されることがあります。そのため日本国内独自のキャッシュレス規格である「おサイフケータイ」は搭載されにくいことがあります。
ただ、それはおサイフケータイが搭載されていなくてNFCという短距離通信規格が搭載されていることが多いため、Androidならばおサイフケータイが搭載されていなくてもGooglePayが使えることがあります。
下記の記事で紹介しているSIMフリーの端末は、グローバル展開の機種であるためおサイフケータイはありませんが、NFCが搭載されているため、GooglePayのタッチ決済が使えるクレジットカードやデビットカードをもっていればキャッシュレス生活はできます。
ただ、OPPOやXiaomiなどのグローバル展開をしていた中国スマホメーカーが、日本市場に本格参入したことでキャリア版でもSIMフリー版でも販売されるものはおサイフケータイが搭載されるようになったこともあり、おサイフケータイ搭載のスマホが増えてきました。
あと、私がキャリア版をあまり好んで買わない理由はキャリアのオリジナルアプリ(どうでもよいもの)がたくさんプリインされていることです。
Androidであれば、docomoのプリインアプリ、スマホメーカーのオリジナルアプリ、Googleのアプリという三つ巴の意味がわからない状態でたくさんアプリが入っているため邪魔でしかありません。
AndroidはGoogleのOSであるため、使い慣れたGoogleのアプリしか入っていないGoogleのスマホ、Pixelシリーズやグローバル展開のものでもピュアAndroidとなっているものしか買いません。どうでもよいプリインアプリでストレージ容量を勝手に圧迫されるのはいやですしね。128GBのストレージでも、実質100GBも使えない端末もありますので。
話がそれましたが、本題はそれ以外の部分「規格やスペックの違い」です。特にワイモバイルや楽天モバイルでありがちな印象なのですが、SIMフリー版のスペックや規格を少し落として、自社サービスの商品として展開するという端末の販売方法があります。
たとえば少し前の機種ですが、楽天モバイルはAQUOS sense3 liteというAQUOS sense 3のスペックダウン版を販売したことがありますし、ワイモバイルはAndroid ONE Sシリーズとして、AQUOSなどの端末のガワを使用し、本家よりスペックダウンした端末を販売しています。

正直、スペックダウンをさせて本家と同じ端末を自社商品のようにして販売する意味がわからないですね。ただただ混乱を招くだけで私は好きではないです。そのまま売ればいいのに。
私が今回確認不足で買ってしまった端末はOPPOのreno5 Aという製品です。
こちらの基本性能はSIMフリー版とワイモバイル版での違いはなかったのですが、私はこの端末をデュアルSIM運用かつ、片方はeSIMで運用したかったので、多少安くなることもありワイモバイルの機種変更での購入を決めました。
ただし、届いてSIMカードを入れて設定しようと思ったときにあれ?と思いもう一度公式ページのスペックを見てみました。
上記ページのネットワークの項目のところに注釈がありました。
「※ワイモバイル版は、 シングルSIMスロット(nanoSIM+microSD) となります。」
えええええええええ!?
マジデスカ…
というわけで、簡単な初期設定をしている最終に痛恨のミスをしていることに気づき、早速初期化してフリマアプリに出品しました。(回収できなかった額は勉強代ですね……)
まとめ
スマホの端末については、キャリア版にしろSIMフリー版にしろ公式ページの情報をしっかり確認して、自分の使いたい機能やほしい水準となるスペックや規格なのか十分に確認して購入しましょう。
確認すべきは、CPUやRAMやROMの容量、おサイフケータイの有無、SIMスロットやSDカードが使えるかどうかなど、その人によって違うと思いますが、SIMフリー版とキャリア版で違う部分は結構ありますので確認を忘れずにいきましょうね。
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