世の中では、個人向けのスマホ料金の見直しが話題ですね。
でも、それって個人だけ気にすれば良いのかな?と思った私は調べてみました。
特に多かったのが、中小企業。
ずっと同じキャリアを契約しており、ある意味ズブズブの関係であるようです。
プランの見直しなどは積極的に行わず、キャリア提示のプランを使っているところも。

先日知人のおかげで、中小企業の支店長やそこそこの立場の方に、会社携帯の実情を聞いてくることができましたので、実例とともに紹介します。
見直しポイント
料金プランが古い
企業Aでは、支店長さんと総務担当の社員さんに実際の料金明細を見せていただきました。
明細では、企業Aは社員のうち30人ほどがスマホを貸与されておりました。
私が見ていて気になったところは下記です。
その企業では、ドコモの法人プランを利用していました。
「経費削減できるならしたいが、何をどう見直せばいいかがわからない」ということでした。
お話ついてでに軽く調べてアドバイスをしたら喜んでくれましたね。
ちなみに私がその場で簡単に調べたところ、その法人プランは古いプランでした。
また、ほとんどの社員がデータをあまり使っていない中で何人かは5GBや7GBという方がいました。
地方の中小企業なんかは特にそうかもしれませんが、キャリア自体を変えるということは難しい。
だったらそのキャリア内での定期的な見直しが必要であると伝えました。
例えば、ドコモの法人プランであれば現在は下記のようなプランがあります。
こちらは、データを使うのが少ない社員が多くて、かつ、使った分に応じて料金が変わるプランです。
見直しのコツとしては、
- 定期契約ありの割引を活用すること
- 通話のかけ放題をつけるのかつけないのか
という部分が肝になってくると思います。
たとえば、このプランでは社員同士の通話が無料になるものですが、音声オプションがあります。
社外への通話が多い企業であればかけ放題をつけたほうがよいです。
逆に社員同士のやりとりが多く、音声通話もLINEなどのアプリを使うということであれば、
かけ放題をつけなくて良いので月額料金は削減できます。
端末もキャリアで購入している(割賦)
これは個人でも企業でも同じことですが、キャリアから端末を購入するという固定観念があります。
特に法人であればしょうがないかもしれませんが、端末の値段によってはトータルでコスパが悪い
という機種もあります。企業Aさんもそうでした。
担当者さんとお話させていただいたときに進言したのは、
「会社用の端末ってハイスペックじゃなくていいのでSIMフリーの端末をまとめて買うと良い」
とお伝えしました。
SIMフリー市場は以前に比べて活発化しており、国内も含めてコスパの良い端末が増えてきました。
2~3万円台で購入できる国内産スマホも多くあるので、キャリアで買うより安くなると思われます。
(個人的な印象ですが、キャリアはiPhoneや高いスペックのAndroidばかり売っている印象です)
融通がきくのであれば、通販サイトなどでSIMフリー品を一括で買うという選択肢もあるでしょう。
その代わり、設定など社内向けの環境整理を会社自身でやることになりますが・・・。
まとめ
私も知人やその知り合いの中小企業社員の方に会わせてもらう機会が多くなりましたが、
それぞれの会社で共通していることは、
- 法人プランをよくわからず契約している(キャリアの言いなり)
- できるだけ安いプランでとは伝えている(けど本当に安いのか判断できない)
- 社内にそういうものに詳しい人がいるといいけどいない
ということでした。
結果として、古いプランを使い続けていたあり、プランを使いこなせておらず余計な経費がかかる。
といった状況になっている中小企業さんが多いようです。少なくとも私のまわりでは。
個人のスマホ料金見直しについてパラダイムシフトが起きている令和時代ですが、
このご時世ですので、会社の貸与携帯のプランも見直して経費削減してみてはいかがでしょう。
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