こんにちは。つちなつです。
よく、知り合いから「スマホを買うときの性能の見方がよくわからない」と相談を受けることが多くなってきたので、私個人の基準や世間一般的な水準を含めて説明していきたいと思います。
買う前の性能確認は重要
私も過去、これは安いし性能もそこそこ良さそうだ!というだけで買ってみて、あとからここが気になるなーって思うことはよくありました。
自分が欲しい(これくらいの性能なら許せる)基準を設定してからは、ほとんどそんなこともなくなったので、安物買いの銭失いという状況は回避できるようになりました。
最近のスマホは数年単位で長く使えるものが増えてきたし、高いものは高いので、不満はあるけど次に買い換えるまでは我慢・・・なんて状況もありがちですよね。
特にキャリアスマホを購入されている方は、よくわからずにおすすめされるまま買ってしまったり、割賦で買ったりするのでそうそう機種変更なんてできないですよね。
心当たりがある方は、本記事で紹介するものをしっかり確認すれば間違いないですよ!
確認すべきポイント
もっと細かく見たほうがいい場合もあるけど、基本的には以下のポイントをおさえておくと失敗しない端末選びができるよ!
全部見る必要はないから、自分が気にしておきたいところを重点的に見るといいよ!
確認すべきポイント一覧表
まずは、ざっくりと表にまとめてみました。詳細説明は後述してありますので合わせて確認してみてください。
確認項目 | 判断基準 |
---|---|
画面サイズ | 大きいのががいいなら5.5インチ以上 |
ベゼル | ベゼル・ノッチ面積、画面専有率など |
CPU | ゲームをするか否かで決めて良いが、ミドルスペック以上 |
RAM(メモリ) | 4GB以上あれば安心。ゲームをするなら6GB以上 |
内蔵ストレージ | 本体に写真や動画をためておくなら多めに |
SDカードスロット | クラウドを使うなら、なくてもOK |
バッテリー容量 | 毎日長時間使うなら4000mAh以上 |
カメラ性能 | 画質だけじゃなく、レンズや撮影モードも気にしたい |
頑丈さ | 落として画面バキバキになるのが怖い(ケース派ならスルー) |
防水・防塵 | お風呂や外出先でのアクティビティに使う |
おサイフケータイ | キャッシュレス(Suica、QUICPayなど)をしたい |
スピーカー | イヤホンを使わず動画やゲームを楽しみたい。ステレオか等 |
充電環境 | 高速充電、ワイヤレス充電など |
すべての性能の基本:CPU
CPUは性能の基本と言っていいほど、重要なポイントだよ。ほしいスマホのCPUがどれくらいの性能なのか見ておくといいね。
CPUの選び方については、基本的にSoCの数字のところが大きいほど性能がいいと思ってOKです。ただし、各SoCごとに性能の基準が違うのでそのSoCシリーズ(Snapdragonならそのシリーズ)だけで比較しましょう。
Snapdragonなら600番台がミドルスペック、700番台でミドルハイ、800番台でハイスペックだと思ってOKですぜ。荒野行動などのガチガチなゲームをするなら800番台の最新バージョンを選べばいいし、ちょっとした軽いゲームなら600番台でも大丈夫。
処理の軽快さ:RAM(メモリ)
ゲームをしたりたくさんアプリを使ったりしたいならRAM(メモリ)もこだわりたいところ。CPUに合わせて自分が納得できるスペックを選ぼう。
メモリもスマホの操作の軽快さに関係している部分だから、CPUと合わせて、メモリの数字が大きいものを選ぶと間違いないよ。
メモリ負荷が大きそうなゲームやアプリを使うなら6GBとか8GB以上のスマホもあるからそれを選ぶといいよね。
たくさんデータを使うなら:内蔵ストレージ
最近は、クラウドサービスも充実してきたから本体のデータが消えても安心な時代になったね。でも本体に保存しておきたい人も結構多いから、内蔵ストレージは多めのほうがいいかもね。
ちなみにスマホのOS自体がシステム領域としてストレージの一部容量を使っているから、64GBのスマホだと64GBを100%ストレージとして使えるわけじゃないよ。そのあたりも考慮してストレージを選ぶといいね。
データの拡張性:SDカードの容量
内蔵ストレージにも関係しますが、機種変更をしたときにスムーズにデータを移動させたいなら、最初から様々なデータをSDカードに保存しておくというのは有効な手段です。写真や動画もそうですが、連絡先や電子書籍データなども保存できるので便利。
参考程度に私のデータまわりを紹介しておきますね。
アプリは結構いれる派ですが、内蔵ストレージが64GBで足りているため、SDカードの出番はほとんどないです。写真や動画はGoogle DriveやAmazon photosなどのクラウドストレージに保存し、内蔵ストレージ内のデータはしばらくしたら削除されるようにしています。
1日中いじるなら:バッテリー容量
最近は日本製のスマホでも4000mAhなどの大容量モデルが出てきました。シャオミやUMIDIGI、OPPOなどはじめとする人気海外メーカーでは5000〜10000なんていうバッテリー容量のモデルも出てきています。スマホを触っている時間が長いとか、毎日充電しなくて済む、というほうが好みなら気にしてみるといいでしょう。
ちなみに、海外系のスマホによくあるけど、バッテリー容量の大きさと本体の重さは比例するよ。バッテリー容量が大きいものを選びたいなら本体の重さが200グラム以上になることが多いので注意してね。
写真が好きなら:カメラ性能
SNSでいい感じの写真を撮りたいとか、美しい景勝地の情景を記憶させたいという人は多いと思います。ただし、カメラ性能=画質、というわけではありません。実機をサワれるなら試してみることをおすすめしますが、標準カメラアプリのUIや撮影モードがどうなのか試してみるといいですね。
私は、以前に某S社のA○○○Sシリーズにかなり期待して買いましたが、画質はともかく純正カメラアプリの使いにくさに衝撃を受けてがっかりしたことがあります。それ以来買っていません。。。
あれはたしか、シャッターボタンを押してから体感で1〜2秒ほどラグがあってからパシャって音がなったのよね。そのせいで本当に撮りたかった一瞬が若干ずれてたことも・・・
ケースをつけないなら:頑丈さ
私はケースを絶対つける派(Spigen愛好者)ですが、裸族の方も結構多いですよね。でもそういう方に限って電車や公共の場で使っているのを見ると、そこそこ傷が多かったり画面にヒビが入っていたり・・・。
最近はタフネス系スマホも各キャリアやクラウドファンディングサイトで買えるようになってきたね。
裸族ならタフネス系スマホ、ケースをつけるなら米軍MIL規格なものがおすすめです。
お風呂やアクティビティで使うなら:防水防塵
実は欲しい機種に限って防水防塵機能がついていない、ということは昨今のスマホ人気の中でもまだまだありますね。しかも防水防塵性能についてもランクがあるため注意して確認しておきたいところ。
IP68等級、なんていう数値を見たことがあると思うけどお風呂で使えるか、海水に沈んでも、砂漠で落としても大丈夫かなどを確認しておこうね。
IP68で言えば、左側の数字6が完全防塵のことで、右側の数字8が水面下での使用が可能(メーカー取り決めによる)だから、この等級ならバイクや自転車で突然の雨でも大丈夫という基準だね。
詳しい等級についてはここに詳しく載っているので参考にどうぞ。
キャッシュレス派なら:おサイフケータイ(FeliCa)
モバイルSuicaやPASMOを使う。クレジットカードをApple PayやQUICPay、iDなどの支払い方法をスマホに登録して使うならおサイフケータイ(FeliCa)は必須ですね。
ちなみに上記のような決済方法は使わず、PayPay・LINE Pay・auPay・楽天Pay・ドコモd払いなどのQR決済しか使っていないなら、FeliCaを必要としないので考慮しなくてOKです。
音質にこだわるなら:スピーカー
スピーカーは結構大事な要素だと感じています。常にイヤホンを使う方なら問題ないのですが、ゲームや動画を利用するときに横向きで使いますよね?そんなときに片側からしか音が聞こえないとやりづらいものです。なので、横向きで使うならステレオスピーカーなのか確認したほうがいいですね。
また、有名音響メーカーのスピーカーだよ。と言われても実際音を聞いてみるとそんなでもなかった・・・、なんてこともありますので実機を確認するか、動画レビューされている方のコンテンツを視聴して確かめることをおすすめします。
ここに関しても、某S社のA○○○Sシリーズに裏切られて買う気が失せたんですよね・・・。
充電環境は大事
最近ではiPhoneを除き、多くのスマートフォンでType-Cケーブルに対応してきました。ですがたまに海外の端末でマイクロUSBなこともあるので一応注意しておきましょう。
他にはワイヤレス充電(Qi)に対応しているのか、とか。急速充電に対応しているのか、とか結構気にしているユーザーは多いと思うので忘れずに確認しておこう。
おすすめの端末
これまでの要点をふまえて、本記事公開時点で私がおすすめする機種を勝手に紹介していきます。どれも一長一短ですし値段の安さ高さも人によって感じ方が違うと思いますので、実機を触ったり自分がほしいスペックであることに納得したものを選ぶと言いですね。
<Pixel 4a>
言わずとしれた、2020年大ヒット商品です。
この機種は本体が軽い、写真性能が良い(特に夜景モード)ところ。さらにはFeliCaも対応しつつ急速充電ができるツワモノです。基本性能も一覧表に載っている部分のほとんどを満たしているので満足度が高いです。
Pixel 4aは5G版でボディサイズもさらに大きい4a 5Gがでましたがそこまでもとめないのであれば、今から買っても十分な性能と使い心地です。3aからさらにスペックが向上しているため、基本的な使い方であれば全く問題はないスマホです。
その他の細かいおすすめポイントとしては、ケースやフィルムの種類が豊富なことと、Googleの純正スマホなので初期アプリが最低限でスッキリしているところも好感でした。
やっぱりSpigenのケースがしっくりきますね。
OPPO Reno3 A
こちらも2020年の人気モデル。
私の確認事項一覧表のほとんどを満たしており、なおかつこの性能で3万円台前半で購入できるというコスパの良さ。
その他の端末
そして忘れちゃいけないiPhone SE 2020です。こちらのカタログスペック自体は、私の確認事項一覧表を満たしていないものも多いですが、やはりなんと言ってもOSの軽さやCPU性能やカメラ性能の高さでかなりおすすめできます。
サブ機として使っていますが今の所満足度は高いです。ベゼルの太さがちょっときになる人は十分に買わない理由になると思いますがねw
まとめ
というわけで今回は、私が独自に決めたスマホを買う前に確認しておきたい性能についてご紹介しました。
もちろん、妥協できるところはしていいと思いますが、価格と相談してこだわれるところはこだわったほうが絶対後悔しないと思いますので、ケチらずスマホを選んでいただければと思います。
私みたいに数ヶ月に1回スマホを購入する人はほとんどいないですし、長く使いたい人のほうが多い(なかなか機種変更しにくい)と思いますので、ぜひ参考にしてスマホ選びに活用してくださいませ。
コメント