断捨離したけど、捨てるには勿体無いものってありますよね?そして、今までなら地元のリサイクルショップに持って行って売却するっていうのが常套手段でした。
でも、ああいうところってそんなに高く買ってくれないんですよね。だからフリマアプリやオークションで売却してちょっと多めのお小遣いにしたいなんてこともありますね。
おうち時間も増えてフリマアプリを積極的に使う人も増えてきた中で、ようやくそういったアプリやサービスを使ってみようかなと思ったけど、どれが使いやすいのかわからない、といった方のために有名な2つのフリマアプリについて紹介します。
本記事は下記について調べたい・気になっている方向けです。
- 初めてフリマやオークションを使おうと思っている
- PayPayフリマとメルカリはどっちがいいかわからない
- フリマアプリの手軽さを知りたい
- どれくらいの値段で売れるのか知りたい
フリマやオークションとリサイクルショップの違い
フリマアプリやオークションサイトを使う場合と実店舗で家の近所とかにあるリサイクルショップの違いって何でしょうか?間違いないのは買取ってくれる値段です。
リサイクルショップは、安く仕入れて中古品を売却するため数千円で買い取ったものを万単位で売ったりしています。店舗にもよりますが買取上限額というのが決められているようでした。
実際、私がゲーミングキーボードなどを売りに行った近所のパソコンショップでは、キーボードやモニターの上限は1000〜3000円でしたが、そのあと店舗に出されていた私が売却したキーボードが1万円くらいで売られていました。
理由としては、中古品で売上を出すための仕掛けと言いますかゲオなんかもそうですよね。単純にものを売る以外にかかる経費なども計算していると思うので、できるだけ安い値段で仕入れて、高く売るというのが定石です。
反対に、フリマやオークションは、売却相場こそありますが店舗のように人件費などがかかりにくいですし、売る側が負担するのも配送料だけだったりするので、私が売った同じキーボードでも1000円などで売れるということはまずあり得ません。
フリマやオークションは、売る側が値段を決められるというのが大きいと思います。多くお金が戻ってくるならそれに越したことはないですからねw
PayPayフリマとメルカリはどっちを使えばいいか
ようやく本題です。
リサイクルショップに持ち込むよりフリマ・オークションサイトを使った方が還元はしやすいというのがご理解いただけたと思いますが、じゃあどのサービスを使えばいいかという話ですね。結論を言ってしまえば、どっちも使っていいと思います(極端
中にはPayPayフリマとメルカリに同時出品している方もいます。売れやすくするための作戦ですよね。これは出品する時のコメントに他サイトでも出品しているので購入希望の場合はコメントしてくださいって言っている出品者がいるのですが、それのことです。
とはいえ、同時出品はちょっと・・・という方もいると思うので真面目に説明をしたいと思います。
配送手段などのお得感は変わらない
PayPayフリマもメルカリも私が一押しなのは、「ゆうパックおてがる版」です。
これは、お互いに匿名でやり取りができる上に、スマートフォンなどのさほどかさばらないような荷物を格安で全国に発送できる日本郵便の配送システムです。
何を隠そう私はこればかり使っています。スマホだけなら沖縄の離島ですら小さい箱で700円で送ってくれるのでかなり安いです。出品者が送料負担の場合はかなりお得です。
ソフトバンクやワイモバイル派ならPayPayフリマ
PayPayフリマはソフトバンクグループのサービスなのでスマホの回線契約がこれらのものであればYahooプレミアム会員だと思うので恩恵が大きいです。
購入するときもPayPayが使えますし、もちろん現金で売上を受け取ることもできますからソフトバンクやワイモバイルのユーザーには旨味があります。
会員限定の割引クーポンなどもあったりしますし手数料が安く済むというメリットもありますので、白い犬やふてくされている猫が好きな方はPayPayフリマがいいでしょう。実は使い勝手もメルカリを意識しているのでメルカリをやめても難なく使えるUIになっていると思います。
dポイント派やドコモユーザーならメルカリ
メルカリはd払いやdポイントなどの還元もありドコモユーザーには親和性が高いように思いますので、これらのサービスを使いたい人はメルカリでいいでしょうね。
それ以外の部分については、PayPayフリマがオマージュしたと先ほど言ったことからも分かるように使い勝手は似ているので使いにくいということはないです。
強いてメルカリの強みを言うと、「ゴミみたいなものも売れる」と私の周りの人たちも言っているくらいなんでも買い手がつくのがメルカリですw
高めに売れるのはメルカリかも・・・
どちらのサービスも値下げ交渉はありますが、皆さんそれを見越した値段設定をしているように思います。そこから自分が売りたい値段で妥協すればいいですしね。
ただ、個人的感想を言えば、メルカリの方が優位ではあると思います。と言うのもPayPayフリマをよく使っている私ですが値下げ交渉について一部の方のマナーや倫理観が欠如していると思われるからです。
メルカリもそうなんでしょうが、ジャンク品も売れると言うことを考えると、油断していると安く買い叩かれやすいのはPayPayフリマなのかなと言う気がします。その理由の1つを下記の記事で紹介しているので併せてどうぞ。
実際に使い比べてみてわかった違い
先日、PayPayフリマでなかなか買い手がつかないものを、メルカリにも出品してみたのですが、あっという間に売れました。
そして、必要な手続きをしていく上で両者のわかりやすい違いが見つかったので紹介します。
違いのあった項目 | PayPayフリマ | メルカリ |
---|---|---|
値下げ交渉欄 | あり | なし(コメント欄兼用) |
買取の相場 | 物によっては安い | 基本高い |
出品手数料 | 出品者の販売手数料は5% | 出品者の販売手数料は10% |
売上金管理 | PayPayチャージか口座振込 | メルペイ残高チャージ |
口座振込 | PayPay銀行なら無料かつ即日入金 | 手数料一律200円 |
お互いの評価 | 受け取り連絡時に買い手が可 | お互い評価可能 |
値下げ交渉の違い
PayPayフリマでは、出品時に値下げを歓迎する任意のコメントと一緒に値下げ交渉欄を表示できます。この値段なら買いたいよ!という意思表示を出品者にコメントなしで示せる上に、出品者が合意すればそのまま落札という流れになります。
反対にメルカリでは値下げ交渉欄やシステムはありません。ただし、コメント欄で質問などと一緒にテキストで自由にやっていいスタイルとなっています。
メルカリはシステムとして実装してはいないが、値下げ交渉自体はアリということですね。PayPayフリマと違い、値段交渉してOKしても出品者側が編集画面で値段を修正するか、「○○様専用」などという再出品の方法で確保させるというやり方がメルカリではよくある手のようです。
ちなみに余談ですが、○○様専用とある出品物を別の人が横どりで購入しても違反ではありませんw 結果としてそういうやり方で取り置きしてもらっているだけで、それ自体はモラルとして首をかしげるやり方ではありますし、出品者も買ってくれるのであれば横取り購入OKみたいな人も結構多いです。
PayPayフリマは値段交渉前提みたいなところがあるので、買い手がつかなければ適度に値段を下げざるを得ませんが、メルカリは交渉なしで買ってくれる人も多い印象です。同時出品して様子を見るというのも手段としてはアリでしょう。
また、メルカリは相場が高めになっているため買ってもらえた時の値段の満足度は高いと思われます。実際私がAppleのMac mini 2012を探していたところ、同じくらいのスペックを見た限りでは、PayPayフリマが2〜3万で、メルカリは4万以上のものが多かったです。小物関係はわかりませんがパソコンやスマホなどのガジェット系は明らかにメルカリの方が高く売れる印象でした。
実際私が出したスマホもPayPayフリマでは28000円にしても「いいね」がつくばかりでしたが、メルカリではあっという間に31000円で売れました。感謝。
出品手数料はPayPayフリマが圧倒的に安い
PayPayフリマも以前は手数料が高いものでした。ですがここに来て打倒メルカリなのかどうかはわかりませんが、手数料を5%に下げました。5%の差は結構でかいですのでこれだけでPayPayフリマを使う理由になりますね。
売上金管理の違い
売上金については、PayPayフリマはPayPayにチャージするか、PayPay銀行などに現金振込をするかを選べます。また、設定からPayPayへのオートチャージを選ぶこともできます。さらにPayPay銀行であれば振込手数料は無料で、しかもほぼ即日で入金してくれます。
反対にメルカリは、基本的にメルペイにオートチャージされます。メルペイはApple PayでIDとしても使えるのでiPhoneでキャッシュレス生活をエンジョイしている人にはかなり便利で楽ですよね。一応、口座への振り込みも対応していますが、PayPayフリマのように手数料が無料になる銀行などはなく、一律で振り込み手数料200円がかかります。さらに即日ではなく1〜2営業日ほどかかるようです。
例えば、3万円でスマホが売れた時にチャージではなく銀行口座に入金するとしましょう。その場合、PayPayフリマは5%(1500円)の販売手数料と配送料(ゆうパックお手軽版ならスマホサイズなら700円)の27800円がPayPay銀行に振り込まれます。
逆にメルカリの場合は、販売手数料10%の3000円と配送料700円、プラス入金手数料の200円が引かれるので、26100円が銀行に振り込まれます。
これだけでPayPayフリマを使う理由にはなりますね。ただしメルカリは買取相場がPayPayフリマより高いのでメルカリで売れる値段でPayPayフリマでも売れるとは限りません。手数料があってもより高く売りたいならメルカリで良いと思います。
お互いの評価の違い
PayPayフリマでは、買い手が商品を受け取ったときに、受け取り連絡と一緒に出品者の評価とコメントをすることができます。ただ、それを受けて出品者が買い手を評価することはできません。あくまでも買ってくれた人が良い出品者だったかどうかを評価できるようにしてるため、買い手の方が立場が高くなり安いです。
メルカリではお互いが評価できますが、ヤフオクともちょっと違いますね。ヤフオクでは、商品を発送した時点で出品者が買い手の評価をできますし、買い手が受け取り連絡と評価をした後に出品者が買い手を評価することもできます。
メルカリでは、相手が評価をしてそれぞれが評価完了しないとお互いにつけられた評価やコメントが閲覧できません。なのでPayPayフリマやヤフオクのように、受け取った相手が「良い商品をどうもでした。素晴らしい出品者様でした!」のような評価やコメントをしてくれたことに対して「満足してもらえてよかったです!」のような返信ができません。
メルカリは例え買い手がそういうコメントをしても自身が評価する前にそのコメントを見られないため、「お取引ありがとうございました。またよろしくです」くらいのことしかコメントに書けないので、やりとりが希薄になりやすい印象です。
まとめ
PayPayフリマとメルカリについてどちらがいいのか紹介してみました。私個人の感想としては、お好きな方を使えばいいかなと思いますが、下記をおさらいとしてまとめておきます。
- ソフトバンクやワイモバイルユーザーならPayPayフリマ
- ドコモユーザーでd払いやdポイント派ならメルカリ
- 配送システムはどちらもゆうパックおてがる版が使える
- なんでも買い手がつきそうなのはメルカリ
- どちらもリサイクルショップに売るよりは高く売れる
- 同時出品はコンフリクトに注意すればアリ
以上、参考になれば幸いです。
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